防災についてインターネットを調べてみると、準備するもの多く大変だなぁとも思います。
まず防災に対する第一歩としてのお話をさせて頂きます。
熊本地震で実際に罹災した方の体験談をお届けします。
熊本県のAさんは、ご高齢で集合住宅に1人で住んでいました。
熊本地震は2度(前震4月14日・本震4月16日)地震が発生しました。
2度目は深夜の1時に発生し、大規模な停電が起こりました。
その時、Aさんは就寝していました。
固定をしていなかったため家具が倒れましたが、幸い巻き込まれることはなかったそうです。
Aさんも避難をしようとしましたが、腰を抜かしてしまい動くことができなくなってしまいました。
近所の方も逃げ遅れている人がいないか、確認にきてくれました。
しかし、未明で鍵が掛かっていることもあり、すぐに気づいてはくれませんでした。
そこで役立ったのが、災害用に枕元に空いてあった小型ライトです。
ライトを照らすと、停電の中の「明かり」に近所の方が気づいてくれました。
その後、集合住宅のベランダ(蹴破り戸を通り)から助けてもらうことができたそうです。
いかがでしたでしょうか。
常に健康な状態で、避難ができるとは限らないということです。
今回は、枕元にライトを常においていたことにより助かることができました。ライト以外にも笛でも救出のサインとなります。
このお話が皆様の手助けになれば幸いです。
北栄商事・佐々木